睡眠コンサルタントから聞いた生後2か月の赤ちゃんを寝かしつけるコツや方法と実体験

子育て
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育った環境からなのか、「赤ちゃんは苦労して寝かしつけるのが美徳で母親の鏡」という考え方が心の根底にあった私。

でもフランスでは赤ちゃんは基本別室で一人寝が基本という事を聞いてびっくり。

フランスでは添い寝という習慣はあまりなく、早ければ生後数週間で赤ちゃんは別室でベビーベッドで一人寝を開始します。

完全なフランス式にしたい訳ではないけど、赤ちゃんも安眠して親も十分に睡眠がとれる様、一人で寝る力をつけてほしいし、いずれは別室で一人で寝かしたい。

でも実際には、当時生後2か月の息子はなかなか寝てくれず、困っていました。

そんな時、私の救世主となったのがIPHIの睡眠コンサルタントさん。

今回は私が実際に睡眠コンサルタントにコンサルトを受け、その時に教えて頂いた寝かしつけのコツと実体験をご紹介します

生後2か月の息子の当時の状況

・背中スイッチが発動し、ベッドに置いた途端泣く
・哺乳瓶を咥えると安心するので、なかなか寝ない場合は、哺乳瓶を咥えさせたまま昼寝や夜寝かしつけている。ある程度睡眠が深くなった後、そっと哺乳瓶を外す。
・寝たと思っても、すぐに起きて泣き出す

言葉で表すと大したことないのですが、せっかく寝かしつけたと思ったのに、背中スイッチで泣かれたり、寝たと思ったらすぐ起きて泣く状況が延々続くと、段々と疲労がたまり、慢性疲労の様な状況で、こんな状況を改善したいと思っていました。

そんな時出会ったのが、IPHI睡眠コンサルタントさんです。

IPHIとは

PHIは世界46ヵ国に拠点を持ち、育児に関する様々な認定資格を提供している米国の団体です。

「誰にでも当てはまるアプローチ」ではなく、一人一人にあったアプローチの提供を大切にしています。
代表Mar De CarloのHolistic Science of Sleep Method と Awakening Through Sleepの本に基づいたホリスティックに考えた科学的なメソッドを提供しています。
HSS(Holistic Science of Sleep Method) メソッドは人間の自然な行動を重視し、「誰にでも当てはまるアプローチ」ではなく、各ご家庭の状況、お子様の月齢・年齢、 性格、住居環境など様々な要素を踏まえたサポートを行うメソッドです。
IPHIは身体面、精神面、社会面、発達面、環境面の要因など、睡眠に関する総合的な状況を分析し、 親子にとってのストレスを最小限に抑えながら、家族の睡眠ニーズにあった改善方法を提供しています。

IPHI睡眠コンサルタント愛波文さん公式HPより

睡眠コンサルタントさんと計画した2週間後の目標

今の状況を改善したいという事を伝えると、コンサルタントさんは快くサポートを快諾頂き、私は息子に対するねんねの悩みやどんな風になりたいかを細かく説明しました。

そして、コンサルタントさんと相談した結果、下記の様な目標をたてました。

・哺乳瓶なしで寝られる
・自分で寝れる力を養う

赤ちゃんの快眠のためにしっておくべきコツ

赤ちゃんは最初は寝るのが下手

まず最初にアドバイス頂いたのは、赤ちゃんは1日のほとんどを眠っていることから、眠る事が上手とだと思われがちだけど、実は寝るのが下手だということ。

寝ることが下手だけど、沢山寝る必要がある赤ちゃんの為に、親はよく寝れる環境と状況をつくってあげる必要があります

就寝前と同じ環境を維持

赤ちゃんは夜中に何度も起きて、周りの状況が変わっていないか確認しています。

その時に周りの様子が変わっていると泣いてしまいます

添い乳や咥え哺乳瓶をさせたまま寝かせると、起きた時に状況が変わっているので、泣いてしまうのはこの為です。

なので、赤ちゃんが就寝後も部屋の様子はなるべく同じ状況を維持し、寝かしつけの際に親が関わらずに寝られる様になると、赤ちゃんは自分で寝る力をドンドンつけていきます

朝一の日光浴は、赤ちゃんが昼夜の区別をつけることに役立ちます。
また夕方から暖色系照明にすると、心身をリラックスさせることができます。
そして寝室は遮光カーテンなどを使用し、真っ暗にして赤ちゃんに刺激を与えない様にします

もしおむつ替えなど必要なライトは、つけたり消したりして赤ちゃんの刺激にならない様一晩中つけたままにします(就寝前と同じ環境の維持)

音に敏感な赤ちゃんは、ホワイトノイズやブラウンノイズを活用し、外界の音が聞こえない様にします。

その場合は、50 デシベルの音量で、寝床から 2m離し、一晩中つけます(就寝前と同じ環境の維持)。

温度

20-22℃(大人が肌寒いと感じる室温である20-22℃が赤ちゃんにとって快適な温度です。)

服装

掛け布団や毛布は顔にかかったりして赤ちゃんの睡眠の妨害になる可能性がある為、ベビースリーパーや赤ちゃんの着る服で、調整したあげたほうがよいです。

寝床

成長とともに見直しが必要ですが、最初はベッドの周りに余計なものは置かない様にします

赤ちゃんが疲れすぎていないか

赤ちゃんが寝ないから疲れさそうと思って、めいいっぱい遊んであげたことありませんか。

私もその一人です。

しかし息子がなかなか寝ない原因は、「疲れすぎている」からでした。

赤ちゃんの寝かしつけのタイミングを超え疲れすぎた場合、極端に活動になり、ハイテンションになります。

親はそれを見て、まだ眠たくないんだと勘違いし、更に遊んであげることにより、赤ちゃんは更に寝不足になり、眠いのになかなか寝れず泣きじゃくるという負のループが生まれます

そのため、赤ちゃんの眠たいサインを見極めて、早い段階で寝かしつけることが大事です。

レベル1 : ニコニコ、ご機嫌、一人遊びが上手
レベル2 : 奇声をあげる、何事にも興味がなくなる、抱っこを求める、顔を親の胸にこする等
レベル3 :あくび、愚図る、泣く、目をこする
レベル4 : 極端に活動的、ハイテンション、寝かしつけに時間を要する、食事中に寝る等
レベル5: ご機嫌ななめ、イライラ、かんしゃく持ち、極端にハイテンション、寝起きが悪い

コンサルタントさんによると、レベル2の段階で寝かしつけてあげるのが良いそうです。

赤ちゃんの活動時間を過ぎていないか

赤ちゃんも活動時間がある程度決まっており、その時間を大幅に超過すると不機嫌になってきます。

生後1カ月:40-60分
生後2-3カ月:60-80分
生後3-4カ月:60-90分

ルーティーンはとりいれてるか

赤ちゃんはルーティーンを覚えます

毎日寝る前に同じルーティーンを繰り返すことにより、「今から寝る」という事をわかってもらうと、睡眠導入がうまくいくことがあります。

寝る前のスキンシップは大事

寝る前は赤ちゃんとイチャイチャしてあげることが大事

そうすることで赤ちゃんの幸福度や安心度が上がり、よく寝てくれることがあります。

赤ちゃんが自分で寝る力をつけるために

赤ちゃんが夜中に起きた時、どのように対応するかが重要

赤ちゃんが起きた時に抱っこする、話しかける、ミルクをあげると、赤ちゃんはそれをルーティーンのひとつとして捉え、そのルーティーンがないと寝なくなることがあります

そのため、夜中に赤ちゃんが泣き出したら、まずは様子を見守ることが大事だそうです。

親子別室の場合はベビーモニターを活用

親子同室の場合はすぐに近づくのではなく、その場で動かず様子を見守ります

もしかしたら赤ちゃんはただ寝ぼけているだけで、様子を見てるうちにまた眠りに入るかもしれません。

泣き止まない場合、ステップを踏んでみる

泣くとすぐに抱っこしたり、おっぱいをあげると、それがないと泣き止まなくなってしまうことがあるので、自分で落ち着けるかどうか見守ったりステップを踏むと良いそうです。

ステップ1:赤ちゃんが自分で落ち着くのを見守る
ステップ2 : シーシー音であやす
ステップ3 : トントンやなでなでであやす
ステップ4 : 抱っこであやす
ステップ5 : おっぱいやミルクであやす

イライラしないために

新生児の睡眠サイクルは45分間隔

最初の頃の赤ちゃんは3時間おきに授乳と聞いたので、3時間は寝ていると思っていた私。

けれど実際の息子は日中は1時間も経たずに起きてしまい、休憩してからさぁ家事するかというタイミングで起きるので、当時はそんな息子にとてもイライラしていました。

しかしコンサルタントさんから赤ちゃんの活動時間を教えてもらい、目からうろこ。

息子が1時間以内に起きるのは、睡眠サイクルを考えると普通のことだったのです。

それからは息子が寝たタイミングでログをとり、45分間隔で物事をすすめる様にするとイライラが激減しました。

45分以内に起きて泣いた場合は、再度寝かしつけたり、45分間隔で起きず2サイクル寝た場合(90分)は、やったと喜べるくらい心の余裕もでてきました。

2週間後の結果

前述したコツを踏まえ、定期的にコンサルトさんに都度悩みや疑問を相談して、行動を改善していった結果、2週間後には息子は哺乳瓶なしで寝れる様になり、自分で寝る力をつけはじめた息子は昼寝は、私は何も手を出さなくても寝ることが増えてきました

まとめ

このアドバイスは息子の成長具合、私の目標や現在の家庭環境にあったコンサルだったため、同じことをしても睡眠改善に必ず繋がる訳ではないと思いますが、上記コツや知識は寝かしつけにお困りの方にとってヒントになるはずです。

それでもなかなか状況が改善しない場合は、専門家に相談するのもありだと私は思います。

コンサルってハードル高い、コンサルを受けると目標に向かって絶対こうしないといけない!というイメージが私は最初ありましたがIPHIのコンサルタントさんは家庭環境に沿ったアドバイスをくれますし親の体調もとても気遣ってくれたので、私は無理なく続けることができました

親にとっても寝不足が一番つらい。

寝かしつけに苦労した一人として、この記事が寝かしつけに困っている親御さんの少しでも参考になれたらと心から思っています。

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