あなたは理解できる?フランス人の皮肉ジョーク

フランス人の生態
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突然ですが皆さんはお笑い好きですか?

私は関西出身なので、お笑いも好きですし会話が面白い人は「この人面白な~」と尊敬します。

そして小さい頃から笑いの文化で育ってきたので、自分は面白い人間だと密かに思っていました笑

それがフランス人の夫に出会ってから私の中の「面白い」の定義が一変しました。

彼はジョークを言うのが大好きですが、全然面白くないと私は思っていたし彼にも「全然面白くないよ」とはっきり言ってました笑

だけどヨーロッパや北米の友達には彼のジョークはウケて「夫は面白よね!」とよく言われるのです。

今回はそんなフランス人の皮肉ジョークをご紹介します。

フランス人の皮肉ジョークとは?

フランスの彼の家族のホームパーティーに参加した時のこと。

ステルラ
ステルラ

はじめまして。ステルラと言います。

夫の母の友達
夫の母の友達

はじめまして。ほ~夫の家族は背が小さいけど、あなたも背が小さいから夫はあなたを好きになったのかな。

ステルラ
ステルラ

。。ははは(苦笑い)

はい、どう感じましたか?

ちなみにステルラは背が低いですし、彼含め彼の家族もそんなに高くありません。

この返答を受け、日本人ならこんな風に感じるかもしれません。

初対面でいきなりそんな事言われた。。早速嫌われてる?

きつい人だ。なんだか怖い。

しかしフランス人だったら、すぐにジョークだと理解して、更にひねってこんな風に返すかもしれません。

ははー。確かに背の低さで選んだのかもねー。背が低いってかわいいじゃん!

ジョークを言っているのであって、意地悪をしているのではない。

こんな事もありました。

ステルラ
ステルラ

はじめまして。ステルラと言います。

夫の友達
夫の友達

はじめまして。ステルラはフランス語話せる?

ステルラ
ステルラ

話せないんです。

夫の友達
夫の友達

何!?夫よ、今すぐ彼女と別れたほうがいいぞ。

これは別に、本当に夫と私が別れたほうがいいと思っている訳じゃありません。

私がフランス語を話せないという事を皮肉った彼なりのジョークで、私に意地悪をしている訳ではないのです。

この様にフランス人は日常生活な些細なことを少し皮肉った笑いやユーモアを笑いあうことが好きなのです。

フランス人のジョークは日本と違う

一説によるとフランス人がこの様な皮肉ジョークを言うようになったのは、歴史的背景があると言います。

昔の貴族は暇つぶしによく集まっておしゃべりをしていましたが、その集まりの中でいかに自分に注目を集めるかはジョークのセンスが重要でした。

皆に一目置かれるために、ジョークに捻りを加えて、相手に考えさせることによって「頭の回転が早い「ユーモアがある」と思わせることが現在のフランスの皮肉ジョークに繋がっていると言われています。

日本のジョークは言葉の意味そのままで分かりやすいものが多いですが、フレンチジョークは捻りを加えてくるので、日本人には分かりづらいかもしれません。

フランス人が面白いと思うジョーク厳選3つ

フランス人が面白いと思うジョークを3つほどご紹介します。

あなたはいくつ理解できる?

レベル1

結婚は全くストレスではない。by ジム 31歳
解説:結婚は全くストレスではないと言うジムですが、31歳のはずなのに見た目が60歳くらいに見える→実際は結婚のストレスで老けて見える。

レベル2

①:ガオ!
②:ガオー!!
③:LEガオ?
④:ワ~!(叫び声)をあげながら逃げる
解説:ROARは英語で動物の咆哮。
クマが唸っている相手はベレー帽とバゲットとワインと持っている特徴からフランス人。
いくら唸ってもフランス人は逃げませんが、ROARの前にLEをつけて唸ると逃げていきました。
フランス語は大体どんな名詞にもLE等の代名詞がつきます。
LEをつけることによってフランス人に意味が通じた→フランス人は英語が通じないというジョークです。

レベル3

左側の写真:もしこれができるなら
右側の写真:これもできるだろう。
解説:左の写真は空いている穴の形から当てはまるブロックを選ぶ遊びですよね。
それができるのであれば右側の色んなケーブルを接続する作業もケーブルの形とプラグの形を合致さればいいだけだから出来るでしょ、という機械音痴の人に対してのジョークです

どうですか、クスリときました?

フランス人の皮肉ジョークの多くは、この様な大笑いするものではなく、クスリとさせる笑いが多いです。

紹介したジョークはかなりわかりやすいほうで、フランスだけではなく、ヨーロッパや北米でも通じるジョークです。

タチの悪いジョークを言われたら指摘してよし

ひねりが効いたフレンチジョークですが、中には度を越したジョークを言う人もいます。

彼らは、相手を怒らせた場合も、相手が「ユーモアが分からない人」で済ませようとします。

フランスでユーモアはとても大事にされているので、これを言われると大抵の場合、反発できません。

しかし、「自分がユーモアセンスがない」と思う必要は全くなく、これは度を越していると思ったら指摘していいと思います。

まとめ

フレンチジョークって日本のジョークと違う為、なかなか理解できない時があります。

私は理解できなければ無理して合わせる必要なないと思います。

大事なのは無理して合わせず、ただ相手の文化も理解しようとすること

そしてこれはジョークだなと思ったらくすりと笑ったり、突っ込んでみたり、フランス人が繰り出すユーモア溢れるジョークを楽しんでみてください。

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