よくフランス人は恋多き国民性やフランス人の熱烈な愛情表現に面食らうなどを耳にしますが、実際のところフランス人の恋愛観は日本人とどう違うのでしょうか。
今回はフランス人の恋愛についての価値観や日本人と違う点をまとめてみました。
なお、フランスは移民大国
様々なバックグラウンドのフランス人が存在しますし、日本人の恋愛観と言っても極論を言ってしまえば「人それぞれ」とも言える様に、勿論ここに書く恋愛観に当てはまらないフランス人もいると思います。
ただ私の経験と周りのフランス人の意見からこの記事を書いおり、あながち的外れでもないかと思いますので、参考にして頂ければと思います。
デート期間中
デート相手から彼氏彼女になるまでの期間はスピーディーなことが多い
日本人は年齢にもよりますが結婚も視野に含めてお付き合いする人が多いですが、フランス人はもっと自由に恋愛を楽しんでいることが多いです。
そのため、デート期間中にお付き合いを続けたいと思えば、割とすぐに彼氏彼女になる人も
1カ月デートしていればある程度お互いどういう仲になりたいのか見えてくるのではないでしょうか。
デート相手から彼氏彼女になる可能性があるデートとは？
デートしているけど相手は関係を進めたいかわからないという人はどんなデートをしているか振り返ってみてください。
もし、飲みだけや夜を過ごす前に軽くご飯だけなどの場合は遊びたいだけの可能性もあります。
逆に博物館、美術館や二人で出かけるなど、よりこちらの性格を知りたい、相手が自分を楽しませたいなどの意思が感じられる場合は、相手はより関係をすすめたいと思っている可能性があります。
付き合うために体の関係は必要？
フランス人だけでなく欧米では体の相性を確かめてから付き合うのが一般的とよく聞きます。
確かに付き合う上で体の相性を大事にしている人は多いですし、夜共に過ごしてすぐに彼氏彼女になった人もいると思いますが、体の相性が付き合うまでの必須条件かというとこれは完全に人によると思います。
もしあなたが付き合うまでは体は許したくないと思っている場合、その気持ちを大切にして、自分の意思を相手にきちんと伝え無理する必要はないと思います。
それで離れていく人ならあなたと価値観が合わない人だっただけの事ですし、あなたと関係を続けたいと思っている人ならあなたの価値観に共感してくれたり、理解しようと努力してくれると思います。
デートが割り勘でもあなたに興味がないという意味ではない
日本でデートが割り勘だと「相手は自分に興味がない」と思う方がいると思いますが、フランスではデートが割り勘なことも割とよくあること
フランス含めヨーロッパでは男女平等が根付いており、デートも割り勘が多いので、割り勘だからと言ってあなたを友達としか見ていない、という訳ではありません。
自分への関心度を確かめたい場合は、奢りかそうでないか以外の方法で確認したほうがよいと思います。
熱烈な甘い言葉をどう受け取ったらいい？
フランス人は日本人より愛情表現が豊かで、自分の愛情感情をストレートに伝えてくることが多いです。
ただ出会ってすぐに甘く熱烈な愛情表現を示されると「この人大丈夫？」「詐欺？」「遊び？」などと思うかもしれません。
しかしフランス人は自分の感情に素直な場合が多く、出会って日が浅くても「好き！」と思ったら愛情を惜しみなく表現をする人もいますので、ありがとうと素直に愛情表現を受けとり、相手との関係を楽しみつつ、どこかでは1歩引いた目で少し冷静に二人の関係性を見てみるのがよいかもしれません。
彼氏彼女になるまで
「付き合ってください」の告白はない
日本では「付き合ってください」と告白した後、okをもらえて初めて彼氏彼女になりますが、フランスでは「告白」は一般的ではありません。
なので「今日は付き合い始めてちょうど1年だね!」という言葉もないのですし、付き合い始めた記念日も基本的にはありません。
ではどうやって自分たちが彼氏彼女かどうか、わかるのでしょうか。
1. 相手が自分を何と呼んでいるかをチェック
フランス人は恋人のことをma cheri(僕の愛しい人)、mon amour(僕の愛する人)、mon ange(僕の天使)、ma princess(僕のお姫様)など様々な呼び方をします。
一方、一般的にデート相手にはこの様な呼び方はしません。
なのでこの様な愛称で呼ばれる様になった時は、相手は自分を恋人と認識していると思っていいかもしれません。
2. 友達や家族に紹介され始める
親しい友人や家族に紹介され始めたら、相手が「この人を自分の身近な人に紹介して関係を深めたい」と思っている可能性が高いです。
ただ特に深い意味もなく友人や家族に紹介する人がいることも確か
そんなときは相手がどんな風に自分を紹介しているか聞き耳を立ててみてください。
1.の様に自分のことを ma cheri(僕の愛しい人) などと言って紹介している場合、相手は確実に自分のことを恋人として皆に紹介していることがわかります。
3. 直接確かめる
明らかに彼氏彼女の関係だけど確証だけがない、という場合は、「私たちの関係って何？」と率直に聞いてみてもいいかもしれません。
ただデートし始めてすぐでは相手も急かされていると感じる可能性があるので、直接確かめる場合はデートを重ねてしばらく経ってからをお勧めします。
交際期間
基本カップル行動
日本人同士のカップルだとイベントや集まりにパートナー抜きで参加することも珍しくありませんが、フランスはカップル行動が基本。
なので友達との飲み会も、幼馴染との再会も、家族＆親戚の集まりも、カップル同伴がほとんど。
私も最初は「あなたの知らない友達の誕生日パーティーだよ？」と戸惑いましたが、夫(その時は恋人)は一緒に来る事を望んだので、一緒に出席しているうちに二人共通の友人が増えてきます。
その様なグループ交際を楽しめる人はフランス人のカップル行動を楽しめると思います。
なので「〇〇のイベント言ってくる～」と言って「僕もしくは私も行く！」と言われてもびっくりしないでください。
どこでもいちゃいちゃしたい
日本人だと公共の場所、友達がいる空間などで手をつなぐ・抱き合う・キスするなどは恥ずかしくてできないという人もいると思いますが、多くのフランス人は基本どこでもいちゃいちゃしたいと思っていますので、友達がいようがそれが外であろうがあまり気にしません。
愛情表現が豊か
前述したとおり、フランス人は愛情表現豊かで様々な愛称で恋人を呼んだり、スキンシップを好んだり、積極的に愛情を表現してくれる人が多いです。
結婚まで
結婚には慎重な人が多い
デートから付き合うまでは恋愛を楽しむフランス人らしくスピーディーなことが多いですが、結婚となると話が違います。
1.結婚の手続きが複雑
日本だと婚姻届け一枚を役所に提出すれば結婚の手続きが完了しますが、フランスでの結婚は多くの証明書や書類が必要で、その準備に数カ月かかることも
国際結婚となれば更に手続きは複雑になります。
私の場合、急いでなかったこともあり、準備もゆっくりしていたので手続き完了までに10カ月くらいかかりました。
2. 離婚の手続きが大変
結婚と同様日本では離婚届け一枚で離婚が成立しますが、フランスでは離婚するには離婚裁判が必要です。
離婚裁判には弁護士を通さなくてはならず、子供の親権や財産分与などでもめるとかなり時間がかかるそうです。
まずはパートナーシップ制度「PACS」を利用するカップルが多い
上記の様にフランスでの結婚は手続きが大変なため、 パートナーシップ制度「PACS」 を利用しているカップルが多いです。
PACS（パックス）とは民事連帯契約のこと
異性、または同性カップルが婚姻よりは規制が緩く、でも事実婚（つまりは同棲）よりももっと法的権利があるというもの。
私の周りではPACSで数年過ごし子供が生まれたり、子供がある程度大きくなったタイミングで結婚するカップルが多いです。
フランスでは十数年一緒に連れ添ってから結婚するカップルも珍しくありません。
まじめな外国人男性と出会えるおすすめ婚活アプリや婚活サイト
如何でしたか？
日本人と愛情表現が違うことがあり、戸惑うことがあるかもしれませんが、違いを事前に理解して楽しくお付き合いできたらいいですね。
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また外国人と出会いたいけどやっぱり少し怖いと思っている方はこちらの記事もご覧ください。
逆に友人の外国人男性がマッチングアプリで出会ったびっくりな日本人女性の体験談も書いているので、よかったらこちらもどうぞ笑
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