便利なのに何故?日本にはあるけどフランスにはないもの

フランス人の生態
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海外に行くと日本の便利さを実感しますよね。

フランスに行くと「これあったら便利なのに何故ないんだろ?」という物があります。

その中でも私が驚いたフランスにないものをご紹介します。

公共トイレの便座

普通の家庭には便座がつているトイレが一般的ですが、飲食店や公共のトイレなどは便座がないトイレが結構あります。

ない理由は2つ

・便座の上に乗って用を足す人がいて、便座が壊れる
・便座を盗む人がいる

掃除が行き届いていない便座にお尻をつけるのが嫌で、便座に両足または片足を乗せて便座が壊れるのは100歩譲って理解できるとして、盗んでその便座をどうするのか本当に謎です

夫も盗まれた便座の行方は見当もつかないと言っていました。。

日本の様な温水機能や暖房便座がついていない、ただの使用済便座を買いたい人なんているんでしょうか。。。

実はフランスには便座があまりにもない店が多いからなのか、2015年5月FMB(飲食店)はかならず便座付きトイレをつけなければいけないという法律が出来たんです。

しかし守っている飲食店が多くないのが現状です。

洗い流すメイク落とし&洗顔フォーム&保湿用化粧水

日本式の肌のお手入れは、オイルやジェルのメイク落とし→洗顔フォーム→保湿化粧水→(美容液)→クリームなど多くの工程がありますが、フランスはシンプル。

フランスではふき取りクレンジング(メイク落とし)→ふき取り化粧水(肌の汚れ除去)→保湿クリームが一般的です。

日本の様な洗い流すタイプのメイク落とし、洗顔フォームはフランス的では一般的はない為、あまり見かけません。

理由はフランスと日本の水の違い

フランスは硬水の為、カルシウムやマグネシウムが多く含まれており、これらのミネラルのイオンの影響で、水道水で洗うと肌がつっぱるので、スキンケアはなるべく水を使わない方法が主流です。

ステルラ
ステルラ

えっ!?洗顔しないの?

私はフランス人女性にこのスキンケアのステップを聞いた時、洗顔しないの!?とびっくりしましたが、その役割はふき取り化粧水が担っています。

フランスでは、「Lotion(ローション)」や「Eau(ウォーター)」と書いてあるスキンケア製品が売っていますが、これは日本で言う保湿する化粧水ではなく、洗顔用(クレンジング用)で日本で言うふき取り化粧水に該当します。

また日本は化粧水=保湿と考えますが、フランスでは化粧水=肌の汚れや残ったクレンジングを落とすもの、とされているので日本の様な保湿する化粧水があまりありません。

じゃあ、フランス人女性は何で保湿するかいうと、保湿クリームでちゃんと保湿します

スキンケアの工程が少ないと、肌への摩擦も軽減されますし、毎日のお手入れも簡単でいいですよね。

また最近日本でも話題のクレンジングウォーターはフランスでも定番のスキンケアで、メイク落とし+洗顔+製品によっては保湿もできるので、フランス人女性も愛用している人が多いです。

中でも私の周りのフランス人女性が多く使用しているのは、ビオデルマ

敏感肌の人も使える肌に優しい水感覚で使えるクレンジングウォーターで、これ1本で洗顔、クレンジング、保湿までしてくれる優れものです。

世界で1秒に一本売れているクレンジングの王道ですね。

網戸

フランスは窓に網戸がありません。

理由は見栄えが悪いから、網戸をつける文化がないから、フランスの窓の構造的に網戸の設置が難しい等色々言われています。

じゃあフランスには家に入ってくる虫はいないのかと言うと勿論いますので、コンセントにセットして虫が嫌な匂いを発する製品や電気はえたたきなどを使用します。

またフランスに行くと窓辺にゼラニウムを植えている家やカフェを沢山見かけますが、ゼラニウムは実は虫よけ対策に植えられています。

窓辺に植えられているゼラニウム

ゼラニウムにはシトロネロールという虫が苦手な香り成分が多く含まれおり、蚊の侵入を防いでくれます。

部屋にはいい香りが流れ込み、見た目もかわいらしく、しかも虫よけ。一石三鳥ですね。

ホッカイロ

フランスでもホッカイロは売っているみたいですが、日本と違って高価です

フランスの冬は地域によっては非常に寒いので、お土産に持っていくと喜ばれることが多いです。

エレベーターの閉まるボタン

日本のエレベーターには必ずある閉まるボタンですが、フランスのエレベーターにはほぼありません。

奇跡的に閉まるボタンがあっても、何故か機能していない場合がほとんどです。

私は関西出身でせっかちなので、閉まるボタンを連打したい気持ちになること(実際は急いでいてもしません!)がありますが、フランス人はどうやら皆そんな急いでない様で、必要とされていない様です。

薄切り肉

フランスでは、普通のスーパーで薄切り肉はなかなか見かけません。

理由は料理のレパートリー的に肉をブロックで食べる事が多いからだと思います。

日本料理は薄切り肉を使ったレシピが多いので、フランスで薄切り肉が欲しいと思った時はアジアンスーパーで入手するか、塊肉を軽く冷凍し自分で包丁で薄く切るか、家庭用スライサーを買うかです。

精肉店の中には薄くスライスしてくれる店もある様です。

豚や鶏肉のミンチ&合いびき肉

フランスでは、牛肉と子牛の粗挽きのひき肉しかなく、豚や鶏肉のミンチ、合いびき肉はありません。

ステルラ
ステルラ

うそー!フランス人ハンバーグ食べないの?!

日本のハンバーグは合いびき肉で作りますが、フランスのハンバーグみたいな料理ステーク・アッシェは100%牛ひき肉で作ります。

その為、ジューシーというより肉!という食感で、歯ごたえも硬いです。

ファックス

家庭ではほぼ見なくなったファックスですが、日本のビジネスではいまだ使用頻度が高いファックス

フランスではほぼ消滅したので、日本で働き始めたフランス人が日本ではまだファックスを使っていると知ってびっくりします。

コンビニ

日本に住んでいるとなくてはならない存在のコンビニ、だけどフランスにコンビニはありません。

日本にコンビニがなくなったらと考えたらとても生活できないと思ってしまいますが、フランスに移住した日本人に聞いてみると、コンビニがない生活にも慣れるし、特に不便はない様です。

またフランスではコンビニがない代わりに、24時間営業ではないのですが、キオスク、ニューススタンド、タバコショップなどでちょっとした物を買うことができます。

一人飲み

コロナ禍で更に多様化した日本のおひとりさま文化。

一人飲みもそのうちの一つですが、フランスに行くと一人で飲んでいる人をほとんど見かけません。

フランスでは食事やアルコールを楽しむ時間を誰かとシェアしたいと考える人が多いので、飲みたい時は誰かを誘うことが多いです。

まとめ

日本は世界有数の便利な国

日本にあるけどフランスにないものを挙げるとキリがありませんが、住み始めると住めば都で快適と言うフランス在住者の方の話をよく聞きます。

また勿論フランスにしかないものも沢山あり、不便と感じる時はあるけど、それに勝る魅力的な部分がフランスには沢山あるので、今後はそんなフランスの魅力もお伝えできたらと思います。

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