こんにちは、縁もゆかりもなかったフランスの出身である夫と国際結婚したステルラです。
フランス人と結婚し、フランスの義理家族や友人と接しているうちに、現地の美容法やスキンケア習慣に多くの影響を受けました。
今回は、フランスと日本の美容習慣の違いや、おすすめのコスメとスキンケア商品についてご紹介します。
フランスの美容法
フランスの美容法は、自然な美しさを追求することが基本
フランス人女性は、メイクよりもスキンケアに重点を置き、健康的で輝く肌を目指します。
シンプルなスキンケア
フランスのスキンケアは、シンプルかつ効果的であることが特徴
多くのフランス人女性は、必要最低限のステップでスキンケアを行い、基本的なステップは以下の通り
ふき取りクレンジング:クレンジングミルクやクレンジングウォーターを使い、メイクをしっかり落とす
ふき取り化粧水:肌に残った汚れを落とし、肌を整える
保湿:保湿クリームや美容液を使って、肌に潤いを与える
ここまでの工程を見てあれっ?と思ったあなた
そう、フランスのスキンケアの工程では日本のスキンケア工程で欠かすことができない水で洗顔という工程がないのです。
その理由は水の硬さ。
フランスは水が硬水で逆に肌に刺激になるため、スキンケアでも洗顔は水を使わずふきとり化粧水を使うことが多いです。
もちろん水やお湯で洗顔をする方もいらっしゃいますが、ふきとりクレンジングやふき取り化粧水を使用する方が多い印象です。
そのため、フランスのドラッグストアに行くとふき取り用のクレンジングや化粧水が充実しています。
このことについては他の記事でも紹介しています。
ナチュラルな成分
フランスの美容製品は、オーガニックコスメが人気で、自然由来の成分で肌に優しいアイテムが多いです。
そのため、フランスの化粧品には「BIO」と書かれた肌に負担が少ない無添加やオーガニック化粧品が店頭に多く並んでいます。
私は肌が敏感かつインナードライ肌で肌トラブルが多く、日本の一般的な基礎化粧品やコスメも肌荒れすることが多いので、違う国のコスメやスキンケア用品を使うことにとても抵抗があったのですが、フランスのスキンケア用品は肌が荒れないことが多く、今ではフランスのスキンケア製品も割とよく使います。
日本の美容習慣
一方、日本の美容習慣は、細やかなケアや多段階のスキンケアが特徴です。
皆さんも基礎スキンケアに化粧水買って、洗顔買って、美容液買ってと沢山基礎化粧品をお持ちではないでしょうか。
多段階スキンケア
日本ではスキンケアに多くのステップを取り入れるのが一般的です。
クレンジング:オイルやバームでしっかりとメイクを落とし、水やお湯で洗う
洗顔:泡立てた洗顔フォームで、残った汚れをきれいに洗い流す
化粧水:肌をしっかりと保湿するために、化粧水をたっぷりと使う
美容液:特定の肌悩みに合わせた美容液を使う
乳液:肌にうるおいを閉じ込めるために、乳液を使う
クリーム:最後に、クリームで肌を保護
美白ケア
日本だけではなく、アジア圏では美白ケアに特に力を入れおり、美白効果がある化粧品がとても人気ですよね。
紫外線対策も欠かせないため、日焼け止めクリームと日傘も欠かせないアイテムです。
一方、フランスは小麦色に焼いた肌が健康的で魅力的とされるため、この点は日本とフランスでは全く異なります。
小麦肌についてはこちらの記事でも紹介しています。
最新の美容トレンドを追求
日本人の多くは美容に対する意識が高く、最新の美容トレンドをいち早く取り入れます。
新しいスキンケア商品やメイクアップアイテム、美容デバイスなどを常にチェックし、実際に試してみることで、自分に合った最適な美容法を見つけ出すことが多いです。
フランスと日本の美容法の違い
フランスと日本の美容法には、それぞれ独自の特徴があります。
フランスの美容法は「シンプルさ」と「ナチュラルさ」を重視し、日本の美容法は「多段階ケア」と「トレンド重視」が特徴です。
どちらも美しさを追求するための方法ですが、そのアプローチ方法は異なります。
また美白に対する考え方の違いのように、「美しさ」の基準が異なる部分があります。
フランスおすすめコスメとスキンケア商品
では具体的にフランスのおすすめスキンケアメーカーをご紹介します。
ビオデルマ(Bioderma) のサンシビオ H2O
フランスの薬局で人気のクレンジングウォーター
最近は日本でも入手しやすくなりましたね。
使い方はとてもシンプルでこのクレンジングウォーターをコットンにつけ、優しくふき取るだけ
1本でメイク落とし+洗顔+うるおいケアをしてくれるので、とっても楽ちんです。
私は乾燥肌なので、ビオデルマのクレンジングウォーターで肌を綺麗にした後クリームをつけていますが、ふきとり後も肌がつっぱる感じは全くなく、ピンクのサンビシオは敏感肌でも安心して使えます。
少し残念な点としてアイメイクは落ちにくいので、コットンで数回引き取る必要があるということ
気になる方は目元のみオイルクレンジングを使用してもいいかもしれません
普段使いにはもちろん、水の硬さや衛生面が気になる旅行先、災害時や水がなかなか使えない場面でもビオデルマのクレンジングウォーター1本があれば、メイク落としから潤いケアまだできるので、重宝します。
コーダリー(Caudalie)のビューティーエリクサー
1993年にフランスのボルドーで生まれたスキンケアブランド
そんなコーダリーで代表的な製品が「オードボーテEAU DE BEAUTE)」というフェイスミスト
ヴィーガン、無農薬、100%天然由来でメイクの前にも後にも使えます。
毛穴を引き締め、肌の保湿と輝きをアップさせてくれ、かつ全ての肌タイプ向け
フェイスミストは日本人にとっていつ使うか迷うところですが、公式サイトや使用した人のレビューを見ると色んな使い方ができます。
・セットメイク前の肌を整えるために
・心を落ち着けたい時、リフレッシュしたい時にシュッと一吹き
・ピローミストにも使えるのでお休み前に枕にかけて心地よい睡眠を
・暑い日は冷蔵庫にフェストミストを保管した後に顔に吹きかけると爽快感がアップ
・旅行や飛行機の中など感想を感じた時に
ただしエッセンシャルオイルとアルコールを含んでいるため、妊娠中や授乳中の方、日光浴の際の使用はおすすめしないと書かれています。
オードボーテ:イルミネーション、フィックスメイク |コーダリー®
ラ・ロッシュ・ポゼ(La Roche-Posay) シカプラスト リペアクリーム B5+
美容に詳しい田中みなみさんがラロッシュポゼのUV下地を利用しているという事で一時期話題になりましたよね。
今回私が紹介したいのはUV下地ではなく、シカプラスト リペアクリーム B5+
べたつかないのに、しっかり保湿してくれリペアの名のごとく、肌質も改善されます。
私は冬場は特におでこが乾燥して、とても痒くなり、日中搔いてしまうせいでポロポロと表皮が向けたり赤くなったりするのですが、このウルトラクリームを寝る前にたっぷり塗って寝ると翌朝は肌がとても落ち着いて、乾燥による肌荒れや肌のかゆみも収まります。
アヴェンヌ(Avène) トリクセラNT フルイドクリーム
フランスの有名な温泉水を使用したスキンケアブランド
日本にも割と昔から進出しており、私が大学時代はアベンヌのスプレータイプの化粧水にお世話になっていました。
あれから数十年経ちましたが、アベンヌには今もお世話になっています。
というのもアヴェンヌは肌に優しく、生後1か月から使える製品も充実しており、子供が生まれてから
は家族全員で使用できるアヴェンヌのボディークリームを使用しています。
保湿クリームなのに重すぎず、伸びがいいのでお風呂上りはこれ一本で親子の肌の保湿ができるのでらくちんです。
シスレー(Sisley) エコロジカルコンパウンド
高級スキンケアブランドのシスレーから、保湿力の高い美容乳液
ローションと美容液の後に使用することもできますし、単独でも使用できます。
さらっとした乳液で使いやすく、自分の肌に合えば透明感がでてお肌にハリがでてきて愛用されている方も多いようす
一方、お値段がはるという点と植物由来の独特の香りが好き嫌いが分かれる点ですので、最初は少量ボトルで購入するのがよいのではと思います。
Melvita(メルヴィータ) アルガンオイル
自然由来成分を95%以上使用
お風呂の中でのホットオイルエステ、カサつく唇にリップバームとして、お風呂上がりのボディケアやヘアオイルとして、これ1本で色んな部位をケアできる万能アルガンオイル
肌の角質層内にある細胞脂質は、油分層が水分層を挟み込むような構造で潤いを守ります。
そのため、保湿には水分だけでなく、オイルが欠かせません。

「肌は水分補給が命!」と思っていた私は毎日必死にパックをしていたのですが、どうも肌が落ち着かない。
インナードライ肌で夕方のテカリがすごい私は、自分は水分が足りないし、オイルは余計にテカる原因になりそうと思い、オイルでのケアを敬遠していたのですが、あまりにも乾燥がひどいので何となく義理家族からもらったメルヴィータのアルガンオイルを顔につけて寝たら、翌朝ものすごくしっとりしていてびっくり
オイル後の化粧水もごくごく肌に染み込んでいくようで、「私にはオイルも水分もどちらも足りなかったんだ」と実感しました。
メルヴィータのアルガンオイルを使い始めてから、テカリも落ち着き、肌のバリア機能があがった感じがします。

日本おすすめコスメとスキンケア商品
SK-II フェイシャルトリートメントエッセンス
日本を代表するスキンケアブランドの一つ。
ピテラ™を配合したエッセンスは、肌の透明感を高め、均一なトーンに整えます。
お値段はしますが、値段に見合った効果を実感できますし、海外の方へのお土産としても喜ばれるブランド
私は義理妹にSK-Ⅱのスキンケアセットをプレゼントしたのですが、フランスにもたくさん良い化粧品があるので、日本のブランドを気に入ってもらえるかドキドキでしたが、使ったら肌に潤いがでてきたと喜んでもらえました。
フランスの化粧水はふき取り化粧水一般的のため、保湿力がある日本の化粧水は喜ばれるかもしれません。
資生堂(Shiseido) アルティミューン パワライジングコンセントレート
資生堂の代表的な美容液で、肌のバリア機能を強化し、外的ストレスから肌を守ります。
たった数日で肌の違いを感じられる方も
独自成分『アルティミューンコンプレックス™』が角層を理想的なうるおい状態に保ち、植物由来の保湿成分『ハイドロフィトフォース』が肌に生命力を与えます。
ファンケル(FANCL) エンリッチプラス化粧液Ⅱ
無添加化粧品のパイオニア、ファンケルの化粧液。
肌に優しく、しっかりと保湿します。
ドクターシーラボ(Dr.Ci:Labo) アクアコラーゲンゲル エンリッチリフトEX
オールインワンゲルで、化粧水、美容液、乳液、クリームの役割を一つにまとめた製品。
忙しい朝のスキンケアにぴったりです。
ハッチ(HACCI) シートマスク
国産のはちみつを使ったフェイスマスク。
溢れんばかりの美容成分をぎゅっと配合し、湿度20%以下という過酷な環境でも潤うを謳っています。シートが上下に分かれて、顔の中心部分もしっかり貼りつき使いやすい
疲れた時のご褒美&癒しシートマスクとして使ってもいいですね
フランスと日本の美容法をミックスする
日本もフランスも沢山良いスキンケアブランドがあるので、自分なりのスキンケア習慣を作るのもおすすめです。
個人的な意見ですが、フランスは日本よりも気候が乾燥しており、保湿は必須ですが、フランスのふき取り化粧水が汚れを落とす目的で保湿力はない為、その分保湿クリームの保湿力がとても優れていると感じます。
そのため、私は化粧水は日本の保湿化粧水、クリームはフランスのスキンケアブランドを中心に使いつつ、他のスキンケア製品は自分の気分や体調によって使分けています。


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