以前別記事で日本にあってフランスにない便利なものを紹介しましたが、勿論フランスの方が便利なことも沢山あります。
今回はフランス人やフランス在住者に聞いて、「確かに!」と私が思ったフランスの方が便利だなと思うことをご紹介します。
パン屋が多い
誰もが納得するこの意見
フランスのまずいパン屋は客が来なくて自然につぶれる為、どのパン屋でも大体美味しいことが多いです。
またバゲットはフランス人にかかせない食べ物なので、パン屋は比較的どこにでもあり、手に入りやすいです。
テラスが多い
外で太陽を浴びながら食事をするのが大好きなフランス人
そのため、フランスのカフェやレストランでは素敵なテラス席をあちこちで見かけます。
一方、日本はオープンカフェが少ないですよね。
日本ももっとお洒落なオープンテラスがあったらいいのに!と思うのですが、パブリックスペースである道路の使用申請のハードルが高いため、なかなかオープンテラスが増えない様です。
勤務中でもお昼にワインが飲める
以前、日本の職場で休憩中にノンアルコールビールを飲んで注意された会社員がニュースで話題になりましたよね。
日本ではノンアルコールでさえ賛否両論分かれるところですが、フランスでは就業中のランチにグラスワインがセットでついていることは珍しくありません。
私からすると昼にアルコールを飲んで午後は眠くなったり集中力が低下しないのかフランスの友人に聞いてみましたが、友人は「1杯くらいで酔わないから大丈夫だよ!」と言っていました(あくまで彼の主観ですが)
昼からワインとは羨ましい限りです。
ほぼ何でもカードで支払える
フランスはカード社会でCarte Bleue(カルト ブルー)と呼ばれるカードですべての支払いができます。
ですので、現金を多額に持ち歩く必要がありません。
カード1つでどんな小さな店でも支払いができるのは便利ですよね。
携帯の料金が安い
日本は2021年は携帯値下げ戦国時代と呼ばれるくらい低価格の料金プランが続々とでてきて、料金プランもぐんと安くなりましたよね。
大分お得になった携帯料金ですが、フランスは更に携帯料金が安く、イギリスやドイツと比べても一番安いことが上の比較からわかります。
野菜や果物が安い
フランスは果物と野菜が本当に安いです。
例えば日本固有の果物と思われがちな柿。
実はフランスでも結構食べられており、フランス語でも「KAKI」と言いますが、品種や地域によっては1kg 184円(1EUR=123.57円)で買えちゃいます。
めちゃくちゃ安いですよね。
ゴミ箱がどこでもある
日本に暮らしていると特に気にならないのですが、海外の旅行者から必ず言われるのが日本では公共のゴミ箱が少ないということ。
2019年度の『訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート』でも、外国人旅行者が日本滞在中に「困ったこと」として最も多く回答したのが、「ゴミ箱の少なさ」(23.4%)
その点、フランスは数メートルおきにゴミ箱が設置されていたり、街頭と一体化したゴミ箱があったり、ごみ箱がどこにでもあるので、便利。
バカンスが長い
フランスのバカンスの長さは有名ですよね。
私の場合、3日連続で休むといいのかなって気持ちになっちゃいますが、フランスでは年5週間の有給休暇がとれるので、みんな夏は長期でバカンス休暇をとります。
日本は有給休暇が短いので、いざ休みがとれると「あれもしないと、これもしないと」と予定を詰め込みがちですが、フランスは旅行に行っても自宅で休暇を過ごしても、予定を詰め込みすぎずゆっくり過ごす事が多いです。
そこまで長いと、その後の社会復帰が難しいそうです。
低用量ピルが安い&一度の検査と診察で1年分の処方が可能
フォロワーさんから教えて頂いた情報。
低用量ピルとは、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の2種類の女性ホルモンを合わせてできた錠剤
避妊の効果が99%以上あり、コンドームや緊急避妊薬よりも避妊効果が高く、生理痛や、月経前症候群(PMS)などにも効果があります。
日本では医師の受診が必要で、一度に処方してもらえるのは数週間なのですが、フランスでは助産師(Sage femme)の検査と診察を受ければ1年分の処方をしてくれるそうです。
日本でピルは避妊薬と言うイメージが強いですが、そのほかにも月経不順の改善、過多月経の改善、月経前の不快症状であるPMS(月経前症候群)、その重症型であるPMDD(月経前不快気分障害)の改善、肌荒れの改善、月経痛の緩和などの効果があり、継続して飲む必要がある場合、1度の検査と診察で1年分の処方をしてくれるのは非常に助かりますよね。
アフターピルが格安で薬局で手に入る
これもフォロワーさんに頂いた情報
アフターピル(緊急避妊薬)とは避妊せずに性行為をしてしまったときや避妊に失敗してしまったときに緊急的に服用することで性行為後でも避妊の効果を得ることのできる薬
日本ではアフターピルは医師に処方してもらう必要がありますが、アフターピルは緊急に摂取する必要があるので、産婦人科の受診が必要なのは正直手間
その点、フランスは薬局で格安で手にはいるので、使用する側にとってはすぐに入手できるという点が安心できます。
まとめ
ニッチな点も含め、フランスの方が便利なことをご紹介しました。
個人的にはサービスを受ける立場の場合は日本、サービルを提供する立場の場合はフランスだったら最高なのになーと思います。
需要と供給は表裏一体なので、無理な話ですが。。
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