フランス人にとって人生の中で重要度がトップクラスに高いバカンス。
人によってはバカンスの為に1年仕事を頑張る人も少なくありません。
そんなフランス人のとって重要な休暇について、実はフランス人女性は「精神的負荷」と感じている人が一定数いることがIFOPの調査で明らかになりました。
カップルで旅行に行く場合、67%の女性が男性より多くの準備をしたと回答
旅行は楽しいけれどパッキングや宿の手配など事前準備って精神的負担ですよね。
旅行よりも準備の方が楽しいという方もいるかもしれませんが、私は事前準備が負担と感じるタイプなのでパートナーより自分の方が負担が多いとイライラしてしまいます。
そして男女平等のイメージがあるフランスですが、旅行や休暇の準備については女性の方がより多くを負担しているという結果になりました。
「配偶者より多くの準備をした」と回答した女性を年齢別にみると、81%と25~34才が最も多く、意外にも若い世代でも女性が旅行の準備を多く負担していることがわかりました。
休暇中のタスクで男性が女性より「自分が担当した」と回答した割合が多かったのは「車の運転」のみ
次に休暇中のタスクについてより詳しく分担を見てみると質問項目に上がったほぼすべてのタスクにおいて、女性の方が「自分が担当した」と回答した比率が多くなりました。
男性が女性より「自分が担当した」と回答したのは「車の運転」のみ。
「休日の整理及び管理に関する業務」では日常での普段のタスクがそのまま休日も反映されていると思われますが、休日でも女性の業務分担および負担が多いことがわかります。
子供がいる場合、休暇中の家事育児や旅行の準備はさらに女性に集中しがち
フランスの小中高では春休み(2週間)、秋休み(2週間)、クリスマス休み(2週間)、冬休み(2週間)、夏休み(なんと2か月!)と学校の休みは日本と比べて非常に長いです。
子供にとっては天国ですが、親の立場になると、休暇の間どの様に子供と過ごすか毎回考えるのは大変な事だと思います。
そんな休暇の長いフランスですが、子供の世話や旅行前の子供の準備もやはり女性に負担がいきがちです。
いやいや、若い世代はそうでもないでしょと思う方もいるかもしれませんが、「子供の荷物の用意」を担当したと回答した女性のうち、25-34才の女性は93%、35-49才は86%となり、若いカップルでも女性の負担が多い事がわかりました。
女性の47%、男性の38%がパートナーが旅行の準備に十分関与しなかったため口論したことがあると回答
2人で行く旅行なのに自分ばかり準備などの負担がかかっているとイライラしますよね。
そんな旅行の負担に関する調査では、男性も女性の回答率と同じくらい「パートナーと口論したことがある」と回答。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私も含め、フランスは日本よりバカンスが長くて羨ましいと思っている方が多いと思いますが、バカンスで仕事はオフでも家事育児はなくなりません。
そんな家事育児や旅行の準備に女性の負担がいきがちなのは、負担の大きさは違えど日本と同じなのかもしれませんね。
ただフランスの女性はとても上手に手抜きや時短を活用しているので、長いバカンスも自分も適度にリラックスしつつ上手く息抜きしているのかもしれません。
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