日本人がフランス文化に対してびっくりしたりショックを受ける事って多々ありますよね。
私も夫と付き合いだしてから驚きの連続でそれは現在進行形で継続中です。
でもちょっと持って。
フランス人だって日本に物申したいことが沢山ある。らしい。
今回はフランス人が驚く「えっ、まだそれあるの?!」という日本の化石級文化を紹介します。
ファックスを現在も使用している
さすがにファックスをおく家庭も今は少なくなってきていますが、ビジネスではいまだにファックスを多くの会社が使っています。
私は転職してメーカーや物流系など今までに3社で働きましたが、3社とも注文書はファックスでも受けていました。
典型的な日系会社ではなく、なんちゃって外資系メーカーでしたがそれでもファックス機能のコピー機は欠かせませんでした。
企業側としてもWEB bookingを推奨していましたが、完全に移行できていないのが実情です。
ですがファックスはフランスおよび欧米・ヨーロッパでは現在ほとんど使われていません。
なので今もファックスを使用していると言うとフランス人はびっくりします。
余談ですが、芸能人の婚約発表って各メディアに直筆ファックスで報告が主流ですよね
あれは私も何故ファックス?と思います。
日本は現在も直筆が良いとされる習慣があるのは理解できるのですが、それならスキャンしてPDF送信はダメなの?と思っちゃいます。
履歴書に証明写真が載っている
フランスでも昔は貼っていましたが、現在は証明写真を貼りません。
それはなぜでしょうか。
証明写真を載せるということは、フランスでは人種差別の問題になる可能性があり、人種や容姿で採用されないように現代では証明写真は必須ではないそうです。
日本ではプロに写真撮影を依頼して、面接官に良い印象をもたれる清潔感がある髪型や顔の表情をして撮影している時点で、多かれ少なかれ企業は証明写真の顔で判断している部分が垣間見れますよね。
とはいえ、フランスでも面接時には実際に顔合わせをするので、その時に顔で判断されることは私はあるのではないかと思います。
日本でも履歴書に証明写真は必要ないという声も増えてきているので、今後はなくなるかもしれませんね。
履歴書が手書き
フランスで手書きで履歴書を書くことはほぼなく、wordやexcelで作成しPDFやWEBで提出しますが、日本では未だに手書きの履歴書を求められる場合があります。
実際に私はタイピングした履歴書をもう一度手書きで書くよう依頼されたことがあります(二度手間!)
ファックスと同様で直筆でその人の性格を読みとろうとする文化がある為だと思われますが、手書きが好まれる文化が残っているとフランス人が知ると驚かれます。
ガラケーを使用している人が意外にいる
総務省が2019年5月に発表した「通信利用動向調査」では、日本は未だに24.1%がガラケーを所有しています。
一方、フランスはというと総務省が2014年に発表した情報通信白書(古い情報ですいません)を参照すると、9.4%しかガラケーを所持していません。
現在ではフランスのガラケーの所持率は更に低下していると思われますが、テクノロジーが進んでいるイメージがある日本でこんなにガラケーの所要率が高いのは驚きですよね。
夫婦間のお金の管理がお小遣い制度
日本でよくある「妻がお財布を握って、一定の額を夫に渡すお小遣い制度」は、フランス人男性の多くは嫌がります。
フランスも昔はお小遣い制度を導入している家庭がありましたが、男女平等が浸透し、基本共稼ぎが一般的となった今では、夫婦共同の生活用の口座を作り、そこに決まった額を入金している夫婦が多いです。
中には相手のお給料を知らない夫婦もいる様です。
私たち夫婦も共働きの為、夫婦両方が使用できる口座を作り、毎月一定の額を二人が入金しています。
家のローンは完全折半で、子供の将来の貯蓄も夫婦が同じ額を毎月ためています。
特別な出費などは夫が払ってくれたりします。
今は育休中の為、私が入金額を減額するなどそこらへんは臨機応変に対応しています。
CDやDVDのレンタル屋がない
ダウンロード配信やネットで動画を視聴することが普及してきたとは言え、日本では今でもTUTAYA等のCD/DVD/のレンタル屋さんを街中で結構見かけます。
しかしフランスではほぼ皆無です。
ではネットが苦手な人はどうやって映画を見たり、音楽を聞くのでしょうか。
- 映画館に行く
フランスの映画館のチケット料金は平均8€(為替レート130円で換算すると訳1040円)と日本より安いため、フランス人は日本人より映画館によく行きます。
2. CDやDVDを買う
中古と新品の両方を売ってますし、中古なら日本のレンタル料金とそんなに変わらないため、買っちゃいます。
現金が多い
日本でもキッシュレスキャンペンーンを推し進めており、現金以外の支払い方法が普及してきましたが、今でもカードが使用できない場所があるので、現金を持ち歩いてないと不安ですよね。
かくいう私も財布に数万は入っていないと不安なタイプです。
一方、フランスは、カナダ、スウェーデン、イギリスなどに次いでキャッシュレス先進国です。
なので、現金はあまり持ち歩きません。
持ち歩いても15-20€(1950円-2600円)くらい。
フランスはカード社会でCarte Bleue(カルト ブルー)と呼ばれるカードですべての支払いができます。
そのため、日本がまだ現金をこれだけ使っているということにびっくりされます。
まとめ
いかがでしたか。
テクノロジーが進化しているイメージの日本ですが、フランス人から見てこんなに化石級文化があります。
そんな文化を含めてそれが日本らしさですし、これの文化を否定するつもりは全くありませんが、他国の良さも参考に日本がより住みやすくなればいいなと思います。
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