私ステルラは現在育児休業中で10月から仕事復帰予定。
仕事復帰した後では長い休みはとれずフランスに行くには復帰前しかないと考え、こんな状況ですが義理家族に会うために2021/8/14~2021/9/6まで親子3人でフランスに行きました。
今後海外旅行から羽田空港へ帰国し、子連れで隔離ホテルに宿泊する方の参考になればと思い、実体験をレポしたいと思います。
出国
簡単に出国時の事も触れておきます。
私達はJALで羽田→パリの直行便を使用しました。
出国の際に、コロナ禍だからこそ特別に求められてものは下記
- 誓約書
- ワクチン接種証明書または72時間以内のPCR検査証明書か抗原検査証明書
誓約書はチェックイン時にもらえ、その場で簡単に記載できます。
忘れてはいけないのが ワクチン接種証明書または72時間以内のPCR検査証明書か抗原検査証明書
ワクチン接種証明書があれば、日本出国にあたりPCR検査や抗原検査を改めてする必要はありません。
空港は人も少なく、入国手続きは普段と大きく変わらずスムーズに手続きできました。
フランス入国時およびフランス滞在時
フランス入国時、私は誓約書もワクチン接種証明書も提示を求められず、パスポートと航空チケットを見せるだけですんなり入国できました。
勿論、検査官によってはワクチン接種証明書の提示を求められることもあるので、いつでも提示できる様用意しておいた方が良いと思います。
一方、 誓約書はフランス入国時も提示を求められる事はほとんどなく、ほぼ形式上の書類の様です。
フランス滞在時で何よりも必要なのがワクチンパスポート(衛生パス)
2021年9月13日の時点では、日本のワクチン接種証明書を元にワクチンパスポートをWEBで申請することが可能です。
友人の日本在住フランス人はパスポート取得までに4日かかったそうです。
友人の場合は早かったですが、もっと時間がかかる可能性もあるので、早めに申請することをお勧めします。
実際のところ、小さい店などはワクチンパスポートの提示を求められない事もありますが、大きな店などは入り口で係がチェックしているので、必ず事前に取得しておく方が良いと思います。
また日本は現時点でグリーンカントリーに分類されている為、フランス到着後に隔離などは必要ありません。
日本入国に必要だったもの
いよいよ本題。
日本入国にあたり必要だったのは下記
2~4は事前にWEBからダウンロードしてもいいですが、機内でもらえるはずです。
一番大事なのが陰性証明
これがないと日本に入国できないので、不備がないかよく確認することをお勧めします。
私達家族は1の陰性証明のみ持って、搭乗しました。
1.フライト72時間前の陰性証明
2. 健康カード
3. 質問票
4. 誓約書
フライト72時間前の陰性証明
必ず日本の書式で書いてもらう必要があります。
フランスは地方保健局(l’ARS)、検査機関(Laboratoire)、病院、薬局、各市町村役場の特設検査場、空港、鉄道駅付近の街角などでPCR検査を受けることが可能ですが、日本入国時の際に求められる厚生労働省が定める要件に基づいた新型コロナウイルス検査証明書を発行に対応してない場所もあるので、事前に受検先に確認をお勧めします。
・厚生労働省が定めるフォーマットに基づく新型コロナウイルス検査証明書を取得できる検査機関リスト(パリ市を含むイル・ド・フランス地域圏)
・検査証明書のダウンロード
健康カード
機内で配布されるので、着陸前に記入をしておきます。
子供の分も親が代筆で書く必要があります。
質問票
機内で配布されるので、着陸前に記入をしておきます。
子供の分も親が代筆で書く必要があります。
誓約書
機内で配布されるので、着陸前に記入をしておきます。
子供の分も親が代筆で書く必要があります。
他に健康居所確認アプリ(MySOS)と接触確認アプリ(COCOA)をインストールする必要がありますが、これは日本到着後でも問題ありません。
健康居所確認アプリ(MySOS)や 接触確認アプリ(COCOA)のインストール方法や使い方
日本到着後の流れ
私達はJALでパリ→羽田で13:55に羽田空港に到着しました。
到着後、入国せずそのまま誘導に従って、各ブースを回ります。
その間に、何度も書類の提出と移動があり、移動中に検査証を各コーナーで提示する必要があり、機内持ち込みの荷物が沢山あったり、子供を連れて歩くのは意外とハードです。
なので手荷物はなるべく少なくし、子供がいる場合や抱っこ紐やベビーカーがあると移動に便利です。
一緒に飛行機に乗り合わせた子連れフランス人女性は空港でベビーカーを借りていました。
また、到着後に唾液検査がありますが子供は鼻咽頭検査か唾液検査かどちらかを選ぶことができます。
息子はまだ11カ月で「唾液だして」と言っても勿論通じないのですが、 鼻咽頭検査はちょっと痛そうなので、硬い物を嚙ませたり笑わせたりして、何とか息子の唾液を採取することに成功
唾液検査をして待合室に到着するまでに既に1時間半経過。
あとの待ち時間を考え気が重くなっていましたが、意外に早く検査結果を伝えられました。
陰性だと判明すると各グループにそれぞれ担当が付き、ホテル行きのバスに乗るまで引率してくれます。
担当の方が見守る中、預け荷物をやっとピックアップできました。
ここで荷物を自宅や別場所に配達したい方は申し出れば付き添ってくれると思います。
私達はスーツケース6個にベビーシート装着型ベビーカーと大量の荷物でしたが、とりあえず全部の荷物を持ったままバスに乗車
バスに乗り込むまでの所要時間約3時間
5~7時間かかった人もいるので、かなり時間がかかることを覚悟しておいた方がいいかもしれません。
アパホテル両国へ
どのホテルになるかは、移動直前まで知らされません。
ただ他の方の経験談を見ていると羽田空港到着の隔離ホテルは大体アパホテル両国になる様です。
空港からアパホテルまで約50分
到着してもすぐに部屋に入れる訳ではなく、10分ほど説明やチェックインに時間を要します。
ここで部屋の希望を聞かれます。
私達は夫婦2人と11ヵ月息子でしたので、ツインルームで3人一緒かシングルルーム2部屋で、どちらか一方が息子と入室するかの2択でした。
一旦別々の部屋になれば隔離ホテル宿泊中は面会はできません。
1人で息子を72時間つきっきりで見るのはきついので、結局3人一緒のツインルームを選択しました。
同じ飛行機だった子連れフランス人女性は、子供もいるので大きい部屋を希望したところ、クイーンルームに宿泊できた様です。
私達も大人2人と子供がいるので、大きい部屋を希望しましたがツインルームしか用意できないと言われました。
そしてこの時に子供の食事を聞かれます。
離乳食後期か大人用の弁当か選択できると言われたので、離乳食後期の食事を選択
ツインルームへ入室
弁当を受け取って、部屋に荷物を運ぶこむとほぼスペースがなくなり、この状態で3日間過ごさないといけないと思うと正直気が滅入りました。
スーツケースはベッドの下に収納し、ツインベッドをくっつけ何とかスペースを確保。
部屋の様子やアメニティはアパホテル両国の公式WEBでも確認できます。
その他事項をまとめると
・滞在中は部屋から出れない
・窓は開かない設計
・部屋に電子レンジはなし。ベビーフードを温めたいとお願いしましたが不可。なので大人用弁当もベビーフードも常温で食べます。
・宿泊中清掃はなし
・飲酒は禁止
・宿泊中に荷物を発送したいと依頼しましたが不可
・タオル、消耗品などを追加で依頼したい場合は専用ダイヤルに依頼すれば支給してくれる
ホテルに缶詰めなので、食べる事しか楽しみがないのですが、大人用のお弁当はこんな感じした。
毎回水(時々お茶)と一緒に外のドアノブにかけられるので、ドアを開けても良いという館内アナウンスが流れたら、ドアを少し開けてドアノブからお弁当をとって部屋で食べていました。
お味は悪くないのですが、朝昼晩ずっと似たお弁当なので正直飽きてきます。
デリバリーも頼むことは可能ですが、チェックされた後に届けられる為到着までに時間がかかる可能性がある、生ものはダメ、温かい食べ物も覚める可能性がある等制約が多く、めんどくさくなり結局頼みませんでした。
荷物に余裕があるならふりかけ、お茶漬けの素、お味噌汁など持っていくと味変が出来て飽きがこず食べられるかもしれません。
支給のベビーフードはどんな感じ?
子供用の食事はこんな感じでした。
離乳食にスプーンがついていますが食べさせにくいので、持参のスプーンや離乳食を頼むと機内でもらえるスプーンをとっておくと便利だと思います。
またミルクは時々離乳食と共についてきますが、毎回ではないので3日分のミルクは用意しておいた方が良いです。
そして哺乳瓶を洗う洗剤は勿論部屋にないので、私達は水洗いよりマシかと思い、手洗い石鹸で洗っていました。
衛生面を気にされる方はケトルに水を沸騰させて煮沸消毒するか、顆粒タイプの消毒剤を持って行きビニール袋に水と消毒剤を入れ、哺乳瓶を消毒するのもありかと思います。
また子供によっては配布される離乳食に飽きてしまう子もいます。
そんな時の為、パン、お気に入りの離乳食やお菓子を持って行くと良いと思います。
息子はたまたまフランスで大量に離乳食を買っていたので、支給の離乳食とフランスの離乳食を交互に食べさせてました。
0才11カ月息子とのホテルでの過ごし方
息子の寝る場所を確保するため、シングルベッド同士をくっつけてダブルベッドに
ただ徐々にベッド同士が離れてすき間が開くので、すき間には枕を置いて息子が挟まらない様にしました。
またアパホテル両国の部屋のベッドの頭側の壁は写真の様な茶色いクッションが埋め込まれており、息子が壁に頭をぶつけてもクッションが守ってくれるので、ありがたかったです。
またベッド傍のランプは埋め込み型なので、息子が触っても外れる心配がなく安心しました。
その他、息子を遊ばせる際は、ベッド上だと落ちないかずっと見ている必要があり、息子も自由に動きたそうな時があるため、絨毯の上でハイハイさせてました。
絨毯の上でのハイハイが気になる方はフットスローを絨毯に敷いたり、タオルを敷いてハイハイさせると良いと思います。
退所日
日本到着日の翌日起算で3日後の朝7:00-7:30に唾液検査をし、陰性の場合16時羽田出発のバスに乗車することが可能です。
ホテルからの直接帰宅や家族、ハイヤーの出迎えは不可でした。
私達の場合、息子のためにスポイトを支給してくれたので、朝7:00に息子を起こし口内の唾液をスポイトで採取して、夫婦2人分と一緒に検査に出しました。
16:00まで時間あるなーと思っていたのですが、14:00頃に家族3人とも陰性だった事ともうすぐバスの準備ができると部屋に連絡がはいり、結局14時:30にホテルを出発することができました。
16:00よりバスが大幅に遅れた方もいるみたいですが、私たちの様に早めに出発できる事もあるので、パッキングは当日早めに終わらせておくことをお勧めします。
まとめ
正直親子3人でツインルームはかなりきつかったです。
ただ隔離ホテルでの宿泊費や食費などの費用は国負担であり、私達は払う必要がないのは本当にありがたかったです。
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