フランスでユーモアはとても大事にされており、ひねりがあるジョークを言うと「ユーモアがあり面白い人」「頭の回転が早い人」と一目置かれます。
そしてフランス人の夫はジョークが大好きで、ほぼ毎日おもしろ動画や写真を検索し、ここぞという時にそのネタを引っぱりだしてジョークを言います。
最初は全く理解できなかったフレンチジョークですが、夫が毎日そんなおもしろ動画や写真を送ってくれるおかげで最近は「確かに面白い」と思うものもでてきました。
中には意味を説明してもらっても「で?何かが面白いの?」というジョークも結構ありますが笑
そして日常のつっこみポイントを敏感にキャッチし、それをからかう捻ったジョークを繰り出してくる夫に対して、最初は理解できなかったのですが、今は頭の回転の速さに脱帽しています。(あきれているとも言えるかもしれません笑)
彼は周りの友達に「頭の回転の速さをもっと有効に使うべきだ」と言われるほどひ捻ったジョークを言うのが大好きです。
そんな彼なので、皮肉を言わせたら天下一品。
今回はそんな彼の天下一品の皮肉を紹介したいと思います。
付き合っていた当時の体験談
彼は遅刻魔でデートの時はいつも30分は遅刻しており、そのことについては私は結構イライラしていました。
ある日のチャットのやりとり
何時に待ち合わせる?
何時でもいいよ
心の声:来れる時間に設定してくれたら何時でももういい
ステルラが決めていいよ!
午前中でも大丈夫
心の声:いつも午前中寝てるじゃん。それで寝坊してもいつも遅刻するくせに!
私が決めてもいいけど、ちゃんと時間通りにきてね
….OK
プチン(私が彼のイラつくポイントに触った時の音)
じゃあ10時半に集合で。
映画見よう。何見たい?
TIME(タイム)
Just in Time(ぎりぎり間に合う)
Too Late(遅すぎる)
About time(アバウトタイム~愛しい時間について~)
すぐに映画のタイトルと画像が送られてきました。
良さそうなのあるね!
でもなんかこの映画全部古くない?
…皮肉だよ..
…は?
プッツン(彼が私のイライラポイントに触れた音)
彼の皮肉ポイントわかりましたか?
私に時間のことを指摘された彼はイラっときて、即座に時間に関する映画のタイトルを調べて送ってきたのです。
それらはもちろん現在の上映有無に関係ありません。
この様に夫はストレートに自分は今怒っていると言うのはなく、この様な皮肉で自分のイライラを表現することがあります。
普段の皮肉ジョークで鍛えた頭の回転の速さがこういう場面でフル活用されるのです。
フランス人のジョークと皮肉って時と場合によっては日本人にとって判断しずらいことがありますが、この場合は間違いなく意地悪で皮肉を言ってきました。
フランス人に皮肉を言われたら
フランス人は皮肉が理解されないと「相手に理解できない皮肉を言ってしまった」となるので、スルーしましょう。
勿論言い返したり、怒ってもいいです。
フランス人は比較的自分の感情をストレートに表してくるので、こちらも我慢せず自分の意見や感情を表しましょう。
それがフランス人と良好な関係を保つために重要なことです。
フランス人の皮肉ジョークについて詳しく知りたい方はこちらも参照ください。
コメント